大型ゴミの処分費用を82%安くするためにやったこと

おうちDIYで節約
内容(本体,レンチ,取説)

マイホーム新築当初から使い続けていた「カーテン」を取り替えました。

巻き上げ部が壊れてからは,毎日本体ごとマジックテープで取ったり着けたりしてきましたが,ついにこの作業から解放されます。

その代償に古いカーテンの金属(フレーム)部分を処分しなければならなくなりました。

私の住む鳥取市では50cmを超える長尺ゴミは大型ごみに分類され処分料が要ります。

みなさんは長尺ゴミの処分で困ったことないですか? 

できれば処分代を払いたくないですよね?

私,数年前から古くなった「物干し竿」と「デッキブラシの柄の部分」を家の裏に隠して,早く朽ち果てないかなぁと思っていましたが,今回意を決して小型破砕ゴミサイズ(無料回収してもらえるサイズ)にDIYでカットことにしたのです。

初めての電動工具はレンタルがおススメ

 今回,長尺ものの大型ごみを切り刻むにあたり,当初は「金切ノコ」を使って手で切ろうとも思ったのですが,先日カインズホームに行った時に電動工具のレンタルがあるのを見つけたので「ディスクグラインダー」を借りて切ることにしました。

 この記事を読めば,レンタル工具の活用方法とそのメリット・デメリットがわかります。

レンタル工具をおススメする3つの理由

 初めて電動工具を使う時には出来れば誰かに借りて試しに使ってみることをおススメします。近所のホームセンターに行って貸出ししていないか聞いてみるのが良いでしょう。

【コスト面】電動工具はそこそこのお値段します

DIYを始めた人が工具を買い揃える欲求が止められなくなることを「工具沼」と呼ぶそうです。

私もその沼の入り口に差し掛かっている所です。

こだわり出すと自分用が欲しくなりますが,買うとなるとそれなりの値段がします。

 私のDIYは「節約して貯金する」のがテーマです。安易に工具を買い足すことは出来ません。

一応,安い電動工具もリサーチはしてみましたがこれまで一度も使ったことの無い電動工具です。

安さで選んだために後で後悔しないように,今回はレンタル工具にお世話になることにしました。

ちなみに,私がリサーチした最安の工具と比較すると,こんな感じです…。

レンタル工具工具購入(リサーチの中で最安品)
カインズホームから借用    カインズホーム製
ディスクグラインダー
HITACHI製
ディスクグラインダー
kumimoku
300円/1泊2日2,384円

一般に7000円ぐらいはすると思いますが,カインズの”kumimoku”はすぐに手の届く価格設定なんですよねぇ...。およそレンタル8回分で購入できる価格…魅力的です。

【使い方】初心者にはスタッフさんが優しく教えてくれる

初めて触る工具ですから一通りYouTubeで勉強はしましたが,実際に見るのとやるのはやっぱり違います。

私の場合しっかり予習したので,出来ると思っていますが初めてはドキドキします。

特に,砥石の取付などはミスしたら危険な気がするので,スタッフさんに説明してもらえたことでひとつの安心材料になりました。

【経験】実機経験によりDIY初心者が購入する時の判断基準が出来る

 実機を一度も使ったことがない初心者が,機器スペックだけを見てどれを買うか判断するのは難しいと思います。

特に私のように1円でも安くて,その中でもより良いものを選びたい人には,握りやすさとか回転反動などの『使用感』みたいなものも購入時に掴んでおきたいものです。

全てを動かして比較させてはもらうことは無理ですが,1台だけでも使ってみれば「案外重たいんだなぁ。これだと長時間の作業はしんどいなぁ。軽さも重要だなぁ。」とか「補助ハンドルが無いと支えにくいなぁ。絶対欲しい。」など,実際に購入を検討する際の「判断要素」を学ぶことができます。

ディスクグラインダーをレンタルして長尺ゴミをDIY切断してみました

 先に少し触れましたが,私はカインズホームでレンタルしました。でもネットで調べると他にも電動工具を貸出ししているホームセンターがあります。私が暮らす鳥取市にもあるお店を一通り調べてみた結果を表にまとめました。

ショップ選び

電動工具の
レンタル
有無
鳥取市内の
店舗で
レンタル
        備  考
カインズホーム1泊2日から貸出し可
コーナンブラック&デッカー社製マルチツール貸出し。ただし店舗が限定される
コメリコメリカード会員限定
ジュンテンドー鳥取県内では2店舗のみ。鳥取市に対応店舗なし
いない全店舗対応。種類が少なく割高。
ナフコネット掲載なし。鳥取市の店舗で対応なしを確認済み。
鳥取市内のレンタル工具対応状況

カインズで借りた後に他のホームセンターでもレンタルサービスしているかどうか調べたところ,鳥取市ではカインズの他に1店舗ありました。田舎の小規模店舗では取り扱っていない店舗の方が多いようです。

レンタルの手続き

 私の場合,家から15分もあればお店に着くので在庫確認せずに直接借りに出向きました。

  • 在庫(貸出し中)確認,レンタル期間決定
  • 身分証明書提示
  • 住所,氏名,連絡先の記入
  • ★操作説明
  • お会計 ※ポイントカード提示 ※※○○Pay対応

手続きはとても簡単でした。先に述べたように,動作確認と操作説明をしてもらえるのが安心感に直結します。

ディスクグラインダーの場合,「砥石 ※円盤の刃の部分」は消耗品なので,自分で買って用意しないといけません。

種類が多くてどれを買おうか迷いましたが,”マルチ多用途”タイプを購入しました。

HPより割安な店舗のレンタル料金

ブログを書くにあたり,カインズのホームページを見ていたらレンタル料金が鳥取店の実態と違いがありました。私は安くなる方なのでラッキーでした。

電動工具名ネット価格表示鳥取店の価格表示
インパクトドライバー500円300円
ドリルドライバー500円300円
ディスクグラインダー500円300円
サンダー500円300円
丸ノコ500円300円
高圧洗浄器1000~1500円500円
鳥取店のレンタル料金の安さ

鳥取の店舗のケースは稀かもしれませんが,ネット情報を鵜呑みにせずに身近な店舗の料金設定や取扱い工具の種類などを確認することをおススメします。

メリット額

 今回ディスクグラインダーをレンタルした理由と目的をあらためて整理すると,カーテンのフレームを50cm以下の長さに切り刻んで小型破砕ゴミとして無料で回収してもらうことです。

短くすれば大型ごみの処分料を支払わなくてよくなるのです。

 ではその費用の計算結果です。

 ・大型ごみ処分費用・・・長尺ゴミ(500円/本)×6本=3000円
 ・工具レンタル料金・・・ディスクグラインダー×1台= 300円
  円盤の刃(砥石)・・・マルチ多用途タイプ×1枚 = 228円

   DIYによるメリット額・・・(300+228)-3000=▲2472円(▲82%)

なかなかのメリットですね。

使用してみた感想

 まずはディスクの取付

ロックナットで締め付け。この専用レンチが人生初使用でしたが問題なくできました。

そしていよいよ切断作業

初めてディスクグラインダーを使った感想

1.金切ノコで切るより楽に,そして短時間で処理が出来て良かった。お金を払う価値あり!

2.レンタル品には「補助ハンドル」が付いていなかったので力が入れにくかった。

3.軍手(滑り止めなし)で本体を掴んでいたので無駄に力を入れて疲労した。

4.火花が飛び散るのでマスクは着けて作業したけど,目の保護はしていなかったので時々目の周りに飛んできた火花にヒヤッとした。

5.結構な騒音が響き渡る。正直言って住宅街で使用するのはご近所さまに迷惑かも。窓を開けて過ごせる季節や,早朝の時間帯は使用を控えた方が良いと思った。

6.ディスクの摩耗が想像以上に早かった。今回「マルチ多用途タイプ」を買ったが,他のものが良かったのかもしれない。※次回の宿題とします。

7.今回予約なしで借りることが出来ましたが,先に貸し出されていたら自分が作業したい日に出来ないかもしれないのがレンタルのデメリットです。対策として他のお店でも借りられるか事前にリサーチしておくとよいでしょう。

作業の結果

物干し竿は伸縮タイプなのでそのまま切ると「外パイプ」の中の「内パイプ」も同時に切ることになるので,なかなか切れませんでした。最初に引き抜いて切る方が結果早かったかもしれません。

ディスク砥石の摩耗状況

新品ディスクと比較してみました。

合計6本の金属を50cmmに切り刻んだ結果,半径約3mm摩耗していました。

径が小さくなると中央の凸部が切断対象と干渉するため深く切り込めなくなります。

これは交換時期で悩む消耗品ですね。

まとめ

 生まれて初めてディスクグラインダーを使って金属の切断に挑戦しました。

レンタル工具を使えば作業が効率的になるほか,費用を▲2472円(▲82%)も削減することにができました。

事前のリサーチで格安なディスクグラインダ-を見つけていたので購入寸前でしたが,一旦踏みとどまることができました。

しばらくはレンタル工具で経験を積んで,どんなスペックのものが必要か「自分の中の軸」が出来てから納得できるものを購入することにします。

次回は『サビ取り・研磨』に使ってみます。

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