平成15年(2003年)12月に建てたマイホームが15年以上が経過しました。
同時に施工した玄関アプローチとカーポートも年季が入り,汚れとコケで汚くなっていたため綺麗に洗うことにしました。
というのも,前回投稿した”融雪剤によるサビから車を守る。洗車機&高圧洗浄機の併用がお薦め”でカインズホームからリョービの高圧洗浄機を2日間借りていたからです。2日目は玄関回りの清掃に使いました。
汚くなった玄関アプローチをきれいにしたいなぁと思っている方,「ケルヒャー欲しいなぁ」と思っている方,一度このブログをご覧ください。
私は,レンタルの高圧洗浄機でお安く綺麗に清掃できたので今後もレンタルで行こうと思います。
今回の記事は玄関周りを高圧洗浄機で清掃する際に経験したことからシーン毎のポイントをお伝えします。
高圧洗浄機(レンタル)の実力
前回の記事でお伝えしたとおり,高圧洗浄機は1泊2日500円でレンタルしたものです。
購入すれば15000円から20000円位するものを500円でレンタルできるなんて,カインズホームさんに感謝です。
これが1台あれば色々な所が洗浄できると思います。我が家のように年数経った家だといろいろ。でも,一度洗ってしまえば次に使うのは半年先か1年先か。
そんなに度々使わないのであればレンタルで十分です。買ってしまうと置き場に困りますし。
さて,それでは実際の使用感についてご報告します。
玄関アプローチ(インターロッキング)の洗浄
我が家のアプローチはインターロッキングです。インターロッキングはコンクリートブロックを交互に組み合わせて舗装する方法です。
水はけが良くて滑りにくい。デザイン性に富んでいるメリットがありますが,目地からコケや雑草が生えてくるデメリットもあります。
今回高圧洗浄機を使えばそんなコケも水圧で吹き飛んでくれると思っていましたが,考えが甘かったです。
長時間水圧をあて続ければ徐々に取れていくのですが,今度は既に取れたところの目地に水が深入りしてしまい,泥を噴き上げ,目地がスカスカになってしまったのです。
これはいかんと思っていた時にたまたま居合わせた隣の奥さまが”コケ取りの棒(折れた傘の骨です)”を貸してくださり,洗浄前の下地処理(コケ取り)ができました。
後は快適です。なるべく水圧が目地に垂直に侵入しないようにノズルをやや傾けながら左右に振って端から端まで往復するだけです。どんどん汚れが落ちていきます。
濡れた状態ではあまりわからなかったけど,乾燥してから見たら新築当時の美しさに戻っていました。
!ポイント
・洗浄の効果は抜群!
・インターロッキングの洗浄は目地の草やコケを先に取り除いておく方が良い
・ノズルは路面に対して斜めに噴射。角度をつけて目地に入らないように使う
玄関タイルに付着したサビの洗浄
次に,玄関まわりを洗浄しました。
玄関タイルは全体的には汚れていなかったのですが1箇所だけ取れない汚れがあったのでそこを重点的に挑んでみました。
その取れない汚れとは,ズバリ ”サビ” です。私がタイヤ交換の時に使う油圧ジャッキを玄関に置いたままにしていたら,サビが写ってしまったのです。
これで綺麗になるなぁと思い意気揚々とノズルをサビにむけて洗浄をしました。
が...。
全く落ちません。どうやら,サビは浸透性があるらしく一度染み込んだサビは水圧では取れませんでした。
これは次回の宿題ということで,薬品を使って綺麗にする方法をリサーチしたいと思います。
!ポイント
・サビはタイルに染み込むので水圧で落とせない
・しつこくやるとタイルを痛めるので程ほどに。
玄関ドアと外壁
玄関ドアと外壁は,これといった汚れはないものの17年の歳月を経て色がややくすんだ感じになっています。
くもの巣が張っていたりもしたので全体的に少し距離を取りながら噴射していきました。体積した砂埃がサーっと流れ落ちます。最初は良い調子でした。
もう少しと思って一歩前に出ると何かがポーンと飛んできたのです。よく見ると外壁の一部です。
経年劣化もあってか外壁が水圧に負けて欠けてしまいました。
!ポイント
・外壁洗浄の際は程よい距離を保つこと。強くあてると洗浄ムラや損傷になります。
カーポートの洗浄
最後はカーポートの洗浄です。路面のコンクリ―トとサイドパネル回りを洗浄します。
今回の検証で最も楽しみにしていた所がカーポートです。
コケ汚れがひどく,時々デッキブラシでこすっていましたが面積が広いので大変です。これを機械の力を借りて一気に綺麗にすることが出来るか。
結果が下の写真です。施工前の写真を撮っていなかったので他人にはわからないと思いますが,すごくきれいになったのです。範囲が広すぎて大変だったのでカーポートの中だけ施工しました。
時間は相当かかりましたが,見違えるほどきれいになりました。写真でもわかるようにノズルから噴射する水の幅が狭いため,鉛筆で色塗りしているみたいです。縦・横・斜めに何度も噴射しないと路面に吹き付けた跡が残ってしまいます。
おまけに汚れがひどいため,飛び散る汚れも半端じゃないです。私は長靴に前進雨ガッパを着ていたので大丈夫でしたが,マイカーにコケやら何やらが飛び散って大変なことになっていました。
!ポイント
・コンクリートのコケ・汚れはやればやるほど取れるので気持ちいい
・ノズルの形状が細いとハケのように面で洗浄できない。洗浄ムラが残る。
・完璧を目指すと時間がかかる。
・汚れが飛び散るので全身雨具着用&車は近くに置かない方が良い。
まとめ
最後に全体を通して主要なポイントを振り返ってみましょう。
!主要ポイント
・インターロッキングの洗浄は目地のコケや雑草を先に取り除いておく方が良い。
ノズルは路面に対して斜めに噴射。角度をつけて目地に入らないように。
・外壁洗浄の際は程よい距離を保つこと。強くあてると洗浄ムラや損傷の原因になる。
・機種によっては結構な騒音になります。ご近所に配慮しましょう。
・汚れが飛び散るので車は離れた所に駐車して,施工時は全身雨具を着て行うこと。
わずか500円のレンタル料金で相当広い範囲をきれいにすることができました。
それではコストメリットを無理矢理試算してみましょう。
駐車場の清掃を年に2回するために本記事に登場した高圧洗浄機を購入した場合と比較してみました。
高圧洗浄機の手配方法 | 料金 | @単価 |
自分で購入(年2回×10年使用) | 990円 | @19800円 |
レンタル | 500円 | @500円 |
差 額 | ▲440円 |
高圧洗浄機のレンタルは本当におすすめです。いずれもっと安くて高性能な商品が発売されると思います。私の考えは今買わなくても良いです。皆さんも購入前にぜひ一度体験してみてください。
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